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■あらすじ
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20XX年、人類は未知の大災害に見舞われた
『世界線の衝突』
後にそう結論付けられた現象は既存のすべてを捻じ曲げた
異なる世界の法則が交じり合い、新しい法則が誕生する
電気はその性質を変え、全ての電子機器が使用不能になった
時空が歪み、暦は意味を失った
多くの生物が変質し、異形へと姿を変えた
科学はその前提を失い、人類はその文明のほとんどを失ってしまう
そんな中、一人の少女が不思議な力に目覚めた
魑魅魍魎の闊歩する新しい未知の世界の中で
少女はどんな決断をしていくのだろうか
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■ポストカタクリズムの世界観
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■ガーディアンズ
大災害は人間同士のパワーバランスに大きな変化をもたらした。
電気を失った世界はあまりにも脆かった。
全ての電子機器が使用不能になり、ほぼ全ての会社の経済活動は停止した。
金と地位はその意味を失い、全ての人が等しく全てを失った。
この世の終わりだ!
終末を声高に叫ぶ人間が現れ、つかの間の享楽のために略奪を繰り返す。
それを止められる者は誰もいなかった。
法律はその機能を失い破った者を罰する事が出来なくなっていたのだ。
自分を抑えるものを失った強者たちは我が物顔で弱者をいたぶり犯した。
人々は口々に彼らを狂人だと非難する。
法という弱者が強者を御するための装置を失った今、こうなる事は当然の帰結だったのかもしれない。
結局のところ、彼らから身を守るには彼ら以上の力を得るしかないのだ。
弱者が強者を超える力を持つ方法はいつも同じだ。
集まり結束することでより大きな力を手にする。
そうして、警察組織が主体となって自衛を目的とした『ガーディアンズ』が誕生するのだった。
■ならず者
大災害前の統治された世界を疎んでいる連中は一定数いた。
生まれた環境に恵まれなかった者は生まれで覆す事のできないヒエラルキーが存在する世界を恨んでいた。
腕っぷしの強い者は弱者を守る『法』のためにその力を存分に振るえない事に苛立っていた。
好奇心あふれる者は敷かれたレール以外に道がない画一的な世界に失望していた。
彼らにとって大災害は僥倖だった。
身動きの取れない息苦しい世界から解放されたのだ。
晴れて彼らは自由を謳歌する。
前世での鬱憤を晴らすかのように、略奪や〇辱を繰り返し毎夜のように宴を開く。
彼らにとっては今が人生で最高に輝いている瞬間であった。
そんな中、世界の理を取り戻そうと動いている組織があるという話を聞いた。
冗談じゃない、せっかく得た自由をまた奪われてたまるか!
そうして、彼らはガーディアンズ達と敵対するのだった。
■ミュータント
大災害は生物にも直接影響を及ぼした。
新たな法則の環境に適応するため、身体に急激な変化が現れたのだ。
それは、生物の進化の100万年分を一度に行うようなものだった。
一定の割合で遺伝的多様性が暴走し、その身を異形へと変化させる個体が現れた。
そうして生まれたモンスターたちは総称して『ミュータント』と呼ばれている。
ミュータントになるのは得てして自己肯定感が低く変身願望が強い人物だった。
ミュータントたちは変身が叶った万能感と急激な身体の変化のために精神に異常をきたしている者が多い。
特に生存本能が強くなり、とにかく子孫を残そうと生殖行動をしたがるのだ。
『特別』な存在に進化した自分の『種』を残さなければ!
そんな妄想に憑りつかれて相手の事などお構いなしに生殖行為を始めてしまう。
一部に理性や知性を残している者もいるというが、現時点では確認されていない。
■テンタクルス
テンタクルスは植物が変異した植物系ミュータントである。
周囲の草木との生存競争に負け、根を張れず陽を遮られ死を待つばかりだった植物は
生き残るために根と枝を触手に変え、足りない養分を捕食で補うように進化した。
テンタクルスは獲物を触手で捕えると口、肛門、膣などの穴から体内に侵入し粘膜から養分を吸収する。
その行為には吸収効率を最大化するための工夫が施されていた。
己の花の蜜と果実を捕食対象に与えるのだ。
その行為は獲物を殺さずできるだけ長時間養分とするだけでなく
含まれた媚薬成分により養分となる粘液をより多く分泌させるためのものでもあった。
さらには獲物に幸福感を与え、抵抗力を奪う役割も果たしている。
そして最終的には獲物自ら果実を求め栄養を吸われる事を望むようになるのだ。
そうしてテンタクルスと共存関係となった獲物はテンタクルスの胴体に大切に保管され天寿を全うする事に
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